【才能?なにそれおいしいの?】絵を描くのが下手くそだった私がクリエイターになるまでの小話

    shiromaro-art-creativeの中の人しろまろです。

    アートクリエイターとして活動してる私なんですが、まずどんな作品を創作しているかと言うと・・・

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    こんな感じのモノクロイラスト・アートを創作しています。どうでしょう、正直好みは分かれるかと思いますが魅力を感じてもらえたならそれはとても素敵なことです。

    そんな独創性溢れる個性的なモノクロアートを創作してる私ですが、実は昔から絵を描くのがすごく苦手なんです。そして今でも得意とは言えません。

    「え?苦手なのに絵を描いて売ってるの?」って思いますよね。本当に昔から絵が苦手でデッサンや模写は下手、色使いは下手で絵の才能なんてカケラもなかったんです。小学校の頃は周りの絵が上手いと評価される人たちって、人気のアニメのキャラクターをサラッと描いてみせたり、人物やお題に合わせたデッサンもリアルに上手に描ける人なんです。私はと言うと、よくわからない創作キャラを自分の世界に浸りながら黙々と描いていたり、ローリングルーラー(ギザギザの円盤に鉛筆さして型にはめてグルグルやると幾何学模様が描けるやつ)←わかりますかね?笑。

    で、ひたすら幾何学模様を描いてたんですが、それがすごく楽しかったのは覚えてます。今思えば当時から創作スタイルは変わってないなぁ、と気づくんですが、昔からそんな絵ばかり描いてたので周りの絵が上手い人たちと比べられれば、全然上手く描けなかったんです。もちろん当時は無知な子供ですから「絵はペンを使って紙に描くのが普通」ですし「リンゴは赤色、空は青色が当たり前」の小さな世界で「個性的な絵」の価値や「アート」「デジタルイラスト」の存在すらも知らなかった私は幼いながらに絵の道はないと諦めるわけです。

    その後、絵の事はすっかり忘れ、おバカな私は勉強したくないという理由で中卒で社会に出るわけですが、良くも悪くも飽き性でありながら好奇心が強かった私は興味をもった仕事を見つけては転職を繰り返しました。(すぐに人生は勉強の連続だと気付かされます。)

    パン屋さんで小麦粉をこねてみたり。

    楽器屋さんで楽器の販売してみたり。

    工場で品質管理の仕事をしてみたり。

    不動産営業をやってみたり。

    鈑金塗装をやってみたり。etc...

    転職回数のせいか、周りからは冷ややかな目で見られがちでしたが、今の自分からしたら「すごく良い経験」と思ってますし、中卒の自分がこんなにも他業種の経験ができてありがたいと思ってます。

    そして楽器屋さん時代にクリエイターになるきっかけに出会っています。

    元々私は音楽が好きで今でも趣味でギターをやっているんですが、当時は売れないバンドをやりながら細々と楽器店の店員さんをやってました。楽器店と言っても個人経営の小さなお店で、そこで8年ほど勤める事になります。(けっこうベテラン)

    当時ニコニコ動画でボーカロイドやDTMが流行っていて、私は全然詳しくなかったんですが仕事上必要な知識だと思い調べていました。そのときに目に飛び込んできたのが「花蟲(はなむし)」さんというイラストレーターが描いたイラストが使われた動画(なんの曲だったかは覚えてません)で、すごく独特で個性的な画風に目を奪われ、しばらく忘れていた「絵が好き」という感覚を思い出しました。この時に「絵の魅力は上手さだけではなく、個性的な表現にある」と気付き、絵への関心が高まるんですが、絵を描くのは昔から苦手だと思って生きてきたのと、仕事もあるしですぐには行動に移せなかったんですよね。そんな中、当時のバンド仲間が現役イラストレーターの知り合いを紹介してくれたんですよ。誰にも絵が好きだなんて話を一切してこなかったので普通に運命を感じました 笑。

    これまでの人生で絵を仕事にしてる人と話す機会なんて全くなかったので、聞く話全てが新鮮で楽しかったのを覚えています。そして、なによりもデジタルイラストという存在を知れた事で「フリーハンドでなくても絵は描ける」「ペン以外の便利なツールを使っても悪ではない」という新しい知識を得た事で、アートクリエイターしろまろが静かに産声をあげるのです。

    そして当時の少ない給料から、なけなしのお金で安価のペンタブを購入し、デジタルツールを学びました。

    絵が苦手な素人が失敗と試行錯誤を繰り返しながら「想像から創造するスキル」を身に着け、趣味→副業→個人事業とステップアップしていくわけですが、この話はまたの機会にしますね。

    今回は私がクリエイターになるきっかけと「絵が下手でも創作はできる」という小話でした。ちなみに「画家」や「イラストレーター」と名乗らないのは、当時誰にも評価されなかったやり方や感性が今の私の武器であり「描く」ではなく「創作」に焦点を当てているからです。

    過去の私のように「創作には興味はあるけどどうせ才能ないし・・・」と諦めてしまいそうな方に伝えたいのは「形にする事さえできれば方法は一つではない」という事です。きっとこれは絵に限らず、あらゆる趣味やビジネスにもに言えることだと思います。好きな事で生きるなら固定観念は取っ払っていきましょう。

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    アートはインテリアとしても最適です。お洒落なインテリア家具や、雑貨と組み合わせるとより魅力が引き立てられますよ。

    それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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